ひとは必ず旅立つときがきます。先日、大切なひとを見送りました。
人生は必ずしもいいことばかりではなく、自分にとって辛いことも多々あります。家族でも意見が食い違い、涙を流すときもきます。小さな溝が大きくなることもあります。
しかし、家族が助けてくれます。いいことばかりではなかったとしても、そのひとが残してくれたなにかが、私たちの中に残ります。魂が浄化され、自分たちの中に静かに入ってきます。もういなくなったとしても、心のなかにいるでもある。形ではなく、魂のなかにあれば、たとえ過ぎ去ったとしても十分ではないでしょうか。
誰かを失うことは悲しさを伴いますが、そのひとにとって新たな旅立ちであり、残されたものにとっても、新たな生活になります。そして、それは後世に受け継がれる。ときは止まることなく、日々世代を超えて作られていきます。
そのことを過ぎ去るひとたちが、教えてくれます。今日を悔いないように、精一杯あとに続く世代へ受け継ぐのが、私たちの使命なのかもしれません。
アシスタントより